猫と葉状腫瘍と私~悪性葉状腫瘍寛解!

2013年8月、乳がんと診断されて手術、病理検査の結果は「悪性葉状腫瘍」。2匹の猫とまったり生活中。術後6年以上経過し、完治いたしました\( ˆoˆ )/

2013年09月

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猫も年に1回ワクチン打ってるけど必要なのか?

術後の病理検査の結果を告げられた時、「もっと早い段階で、良性でもしこりをとっていれば、悪性葉状腫瘍にならなかった」と主治医に言われました。

ずっとこの病院で診てもらっていたわけではないので、主治医に文句をいってもしょうがないと思ったのであまり反論しませんでしたが、自分でしこりに気づいて最初に27歳の時に大学病院を受診していますが、この時は「心配ないしこり」と先生に言われています。

38歳の時に総合病院を受診した時も、同様にしこりは心配のないもの、乳腺の痛みの話もしたところ、早期の更年期障害の一種のように言われました。

その後は乳がん検診でしたが、いずれも要検査とはなりませんでした。この夏自分で乳腺外科を受診するまではしこりも小さいものだったし(自分の感覚ではせいぜい1cmくらいのものと思っていた)、あえてとりなさいという先生はいなかったのでそのままにしていたんですが、今回悪性葉状腫瘍ということになってしまいました。

自分の身体なので、人に責任を押しつけるつもりはないけれど、私はの腫瘍はマンモグラフィーにも写らないし、マンモだけの乳がん検診って必要だったの?って思ってしまったのは事実です。しこりが気になるならきちんと乳腺外科を受診してくださいって誰かひとこと言ってくれたらなぁ・・・。

乳がんになった人のブログをみると、乳がん検診でしこりがあったけど良性と言われていたので気にしていなかったら、その数か月から何年後かにいきなり悪性のがんと診断されたっていう方をみかけます。どの段階で気づいていればがんにならなかったの?って。

良性でも悪性になる場合もあるんだって教えてくれるといいんでしょうけどね。それだとずっと不安をかかえて生活していくことになるのか・・・。

ということで、しこりが気になる人は、乳がん検診じゃなくてちゃんと乳腺外科で乳がん検査を受けましょう。ってことですかね。自分の身体を守れるのは自分だけなんですよね。

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病院へはひとりで行けよ。

15日にさっさと退院してきたので、その時点では病理検査の結果がでていませんでした。20日に受診した時も結果が出たら連絡しますとのこと。

11日に手術をしているのでそっから1週間から10日前後で結果が出るって聞いていたような気がするんだけど、2週間以上経ってようやく26日の夜主治医から電話が来ました。

仕事中に主治医の電話をとった私は、先生の「病理検査の結果、実は乳がんじゃなくて肉腫だった。明日来れる?」という言葉に、「乳がんじゃないんだー」と小躍りして自宅に帰りました。しかし先生の言葉を思い出して何気にネットで調べてみると「悪性葉状腫瘍」という病気は小躍りできるような病気じゃない様子。

調べれば調べるほど気持ちが暗くなっていくばかりなので途中で調べるのをやめました。確かに平凡より珍しいことの方が好きだけれど、こんな病気になっちゃうとは・・・。

翌日の先生の説明は、ネットで調べたことと同様な説明。上皮にできるのが乳がんで、非上皮にできるのが肉腫。診断名は「悪性葉状腫瘍」。乳がんになる人が100人いるとしたら1人にも満たない確率くらいで悪性葉状腫瘍と診断されるくらいなので、症例数が少なすぎて治療法が確立されていないのだということです。

抗がん剤や放射線治療は効かないから再発・転移したら外科手術で取り除くだけ。あとは経過観察です。場合によっては薬(抗がん剤)を使うこともあるかも知れないけれど効く確率は低いようなことを言っていました。

悪性葉状腫瘍は再発しやすいそうですが、なかには再発も転移しない人もいるそうです。(ネットで調べた限りでは悪性葉状腫瘍になった人の25%が転移するのだとか。転移すると予後は悪いようです。)

正直ただでさえ珍しい病気なので、これ以上当たらないでくれ。と言う気持ちでいっぱいです。

ただ私の腫瘍の細胞はあまり顔つきがよろしくないのできちんと診ていくからね、再発した場合は全摘も考えてねと先生に言われました。放射線も抗がん剤もやらないのはうれしいけれど、なんかやっかいな病気になっちゃった感が否めません。

あとはがん保険の書類を書いてもらい、家路につきました。

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退院する時に説明を受けた紙に、スポーツは普通通り退院後にやってもかまわないと書いてあったので、ゴルフやっても大丈夫か看護師さんに聞いたところ、ゴルフのスイングは身体全体を使うのでとても良いとのこと。特に私はセンチネルリンパ生検だけだったので問題なかったのだと思います。

退院した翌日からやってもいいと言われていたけれど、さすがにまだ術痕が痛いし、1週間ほどおとなしくしていましたが、やってみたい衝動に駆られて打ちっぱなしに行ってみました。

最初はクラブにボールを当てられるのかすら不安だったけど、普通にスイングができる! ドライバーなどはさすがに振る勇気がなく、最初は短いアイアンのみでやってみたら、そのあと、ものすごく腕の痛みが楽になりました。

意外なものが役に立つものです。

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9月15日に退院したものの、術痕にガーゼはついたまんまだし、そろそろ全身シャワーを浴びたいので19日に主治医に電話をしてガーゼをとっていいのか確認したところ、術痕と排液の様子をみるから、明日来てくださいと言われ、20日に行ってきました。

術痕は順調に回復しているのでお風呂は21日から入っていいとのこと。排液もたまっていないので問題なし。ロキソニンを処方してもらい、病理検査の結果はまだ出ていないので、出たら連絡すると言われ帰宅しました。ちなみに、この日、入院費のお会計を済ませました。

私がかかってる病院は、患者さんを信頼しているそうで、入院時の保証人も必要なかったし、入院費の会計も15日は祝日で受付の人がいないので、次の受診時でいいですと言われていたのです。とりっぱぐれないのかなぁとよけいな心配をしてしまいます。

ついでに婦人科に行って、乳がんで手術したことを報告して、更年期障害のためのホルモン補充療法はもうできないので、発汗がおさまる漢方薬がほかにないか相談したところ、自律神経のお薬グランダキシンを処方されました。

21日、シャワーを浴びるのに、はじめてまじまじと傷跡をみたら想像していたより全然傷跡はきれいだし、たるんでいた右胸が手術のため、きれいに上向きになっていました。さすが、プロの仕事。(傷跡が最初言ってたより長かったのはちょっと悲しかったけどさ。)

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入院中に読んだ雑誌と入会した患者会で紹介されていて、おもしろそうなので購入しました。

*松さや香さん著 「彼女失格 恋してるだとか、ガンだとか 」


Amazonの商品説明を読むとものすごく読みたくなりました(^^)

20代後半に若年性乳がんを発症した女性の明るい前向きな闘病記です。関東の乳がんの手術を行うクリニックは普通に個室なんだーと変なところに感心してしまいました。

結構分厚い本ですがテンポよく読めました。

私も27歳の時に乳がん検査を受けていますが、その時に乳がんって言われていたらこの著者のように明るくしていられたかなぁなんて思って読んでいました。

年をとっていろいろあきらめちゃったな。私ももうちょっとがんばらないと。


ブログネタ
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お留守番中のふたり(*^_^*)

入院中は朝晩ペットシッターさんをお願いして人生初の手術のために9月10日入院しました。その時の記録です。

9月10日
入院受付後、入院時の説明を受け最終検査と夜、本人と家族(猫じゃないよ)に手術にいたるまでの経過と手術の説明。右胸温存手術とセンチネルリンパ生検を行うとのこと。なんと手術の順番は11日の一番最後・・・早くて17時くらいからとのこと。

9月11日
手術日当日。朝から絶飲食。腹が減って死にそう。お水を口含んでうがいはOK。家族が来てくれる。心強い。手術は19時40分に開始。手術台まで自分で歩いていき、手術台にあがって酸素マスクみたいなもので深呼吸したのち、点滴からの麻酔が効いてそこから記憶がない。手術は1時間半くらいで終了。終わった後麻酔が覚めて家族の顔がみえて安心。看護師さんに痛いと言うと痛みどめの点滴を打ってもらい眠りにつく。

9月12日
朝9時半に起こされ、T字帯と尿のための管をはずしてもらい、痛みどめのロキソニンをもらう。食事をとっていいか聞くと、お昼にならないとダメだと言われる。その後すぐ回診。ワキにつけられているドレーンがじゃま。しかし起きてみるとすっかり元気。午後から母と姪が見舞いに来てくれるがあまりの元気さにびっくりしていた。

9月13日
ドレーンの排液の量が少ないのでうまくいけば15か16日には退院できそうとのこと。腕を動かす練習開始。朝には髪もシャンプーする。ドライヤーで髪をかわかすのもリハビリになるので積極的に行う。下半身のみならシャワーも可。友人が見舞いに来てくれる。

*私の入院していた病院ではドレーンの排液量は術後3日後以降に1日に40ml~50ml以下になると抜けるようだが、私は最初っから少なかった。術中の出血も少なかったらしい。

9月14日
リズム体操(リハビリ体操)開始。友人と会社の人、姪が見舞いに来てくれる。

9月15日
そんなこんなで、ドレーンが抜けたので退院許可がおりる。退院後の注意事項の説明を受けて、兄と姪が迎えに来てくれて家に帰る。我が家の猫たちは人見知りがひどいので、兄と姪がいるうちは隠れたまんまだったが、兄たちが帰ると甘えてきてくれた。忘れられなくてよかった!


入院している間は不自由を感じなかったけれど、手術をしたのが利き手の右側だったので、家に帰ってからは意外と不自由でした。動かさないでいると腕があがらなくなるそうなので乳がんのリハビリ体操を自宅で行うことにしました。

*入院費用 ¥87,258(高額療養費制度を使って食事代が加算されてます。 ちなみに引かれる前の診療費合計額は¥670.810・・・。ひー。入院と手術代おそるべし。)

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*伊藤悦男さん著「がん患者は玄米を食べなさい」

がんが自然に消えていくセルフケアに玄米と伊藤悦男さんのことが紹介されいたので購入しました。がん患者に玄米が効く理由と研究成果、玄米の美味しい食べ方や、玄米味噌のレシピなど

読んでもこの年になるとすぐ忘れてしまいます・・・だけど玄米はいつも乾煎りしてから炊いてます。



*植松稔先生著「抗がん剤治療のうそ」「明るいがん治療」

私が入院する3日前に、切らない乳がん治療があるとしり、植松先生のUASオンオロジーセンターの存在を知りました。一時期は入院をとりやめて手術も受けないでおこうかとも思ったくらいです。(現実的には鹿児島は遠いし、結局はヘタレなのでこちらで手術を受けましたが。)

それで植松先生の本を読んでみようと思って購入。抗がん剤は受けないでおこうという思いに拍車がかかりました。




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以前、知人からがんの身内の人に春ウコンを送りたいと言われて、注文した経験があったので、自分もがん宣告を受けた後、さっそく春ウコンの粉末を注文してみました。だけどそのまま水やお湯に溶かしたら飲める味じゃない・・・。購入者のレビューでオブラートに包んで飲んでますみたいのを見つけて、オブラートに包んで飲めば楽勝でした。

春ウコンは免疫力を上げる効果があるのだとか。肝臓病の人は摂取しすぎると良くないようなことが書かれていますね。私は別に肝臓の数値が悪いわけじゃないのでがんの人が飲む摂取量?を飲んでいます。普通の健康目的などの人は1日3gぐらいで私は5~6gくらいかな。数回にわけるといいみたいですね。私は3回にしかわけてないけど。

ガンは癌にあらず

あと、乳製品はきっぱりやめたので、バターやマーガリンなども一切使うのをやめたのと同時に、油の見直しをしました。普段使ってるサラダ油とかもあんまりよろしくない様子。

それで加熱用にはココナツオイル(オリーブオイルでもいいらしい)、加熱しない油に亜麻仁(アマニ)油を使うことに。亜麻仁油にはオメガ3脂肪酸が多く含まれていてその他いろんな良い効果が見込めるらしいのです。更年期障害にいいとかも書かれていました。

パンにつけてもおいしいし、ドレッシングにしてかけてもおいしいし、納豆にかけるのも大好きです。

しかしいろいろいと身体にいいもの、悪いものってあるんですね。健康だと思っていた時は全く気にしていませんでした。

亜麻仁油・ココナツオイル

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